今話題の内定辞退セットとは? 人気の背景には怖すぎる「オワハラ」も|もしもしワールド
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今話題の内定辞退セットとは? 人気の背景には怖すぎる「オワハラ」も

「内定辞退セット」売り切れる店舗もあるほど人気

就職活動をしている学生たちに人気なアイテムと言えば、手帳や腕時計、ちょっといいボールペンなどが定番だ。そう、それは希望の企業から内定を得るために。

だが一方、それとは逆に大人気になっているのが内定を辞退するための「内定辞退セット」という商品である。

日本法令が昨年12月に発売した内定辞退セットは企業に失礼なく、円滑に内定辞退をするためのアイテムがセットになっているものである。

内定辞退を伝える手紙用の便せんや封筒、記入例。

それに加えて購入者は、電話での会話例やメール文例などを解説した動画を視聴することができるというもので、これらセットで550円(税込)で販売されている。

販売開始から1か月足らずにも関わらず、大学の購買などから「うちでも取り扱いたい」といった問い合わせが相次いでいるという。

平均2.4社内定の売手市場とその裏にあるオワハラ

「内定辞退セット」人気の理由はここ数年続いている学生有利の売手市場がまず関係しているだろう。

就職情報サイトを運営する「マイナビ」が、サイトに登録している大学生と大学院生を対象に去年8月に行ったアンケート調査では、回答した3142人のうち82.6%にあたる2595人が内定を得ていたとのこと。

その中で複数の企業から内定を得た学生の割合や内定企業数というと

2社:31%

3社以上:37.5%

1人当たりの平均内定数:2.4社

2社以上の内定獲得人数:全体の68.5%

という結果となった。

「マイナビ」によると、学生に有利な「売手市場」は、今後はさらに本格化し、今年の就職活動でも続く見通しだとのことだ。

参照:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200117/k10012249451000.html

また、もう1つの理由として考えられるのが「オワハラ」である。

オワハラとは企業が優秀な学生を囲いたいため、内定を出した学生に対して就職活動を終わらせてうちに来なさい!という圧力をかける就活終われハラスメントのことだ。

「内定をこの場で出すから、就活を終わりにしてほしい」といった依頼形式から「君がウチの内定を辞退したら、今後は君の大学から二度と学生を採用しない。」というような脅しに近い内容まで、企業や業種によって様々だ。

そんなオワハラもが蔓延している中、内定辞退の連絡をするのはかなり気が重くなることだろう。

実際に内定辞退の連絡をした際にはこんな言葉をかけられたという声も少なくない。

「内定辞退を電話でいうと、すごいボロクソに言われた」

「君に何万円かけたと思っているんだと、2~3時間拘束された」

「訴えてやるといわれた」

引用:https://news.livedoor.com/article/detail/17666692/

 

そんな昨今の就活背景やSNSの普及と共に電話が苦手な学生が増えていることも合間って、この「内定辞退セット」が非常に人気なのだ。

 

内定辞退セットの内容は?WEBコンテンツも充実

[セット内容]
  • 表紙(解説付) B4判2つ折り
  • 内定辞退用便せん ×4枚
  • キレイに書ける記載例入下敷 ×1枚
  • 郵送用封筒 ×2枚
手紙の場合、セット内の下敷きに例文が印字されてあるため、その上に便箋を重ねてなぞり書きをすることで「きれいな文字」で手紙を書くことも出来るようだ。
[WEBコンテンツ]
  • 内定辞退のセミナー動画
    • 内定辞退の方法・内定先の選び方・内定辞退の失敗談
    • 内定辞退の手紙・電話のかけ方
  • 手紙文例
  • 電話会話例
  • メール文例

10分程度の短い動画なので、電車の中で簡単に確認することもできそうだ。

世間の声

きちんと断りを入れることができるとして大学側には人気な内定辞退セットだが、世間の声はどうだろうか?

ネットで見る限りでは、辞退できるほど内定がもらえる好景気を喜ぶ声と、自分で辞退もできないのかという批判的な意見が多いように感じた。
また、大学生の意見としてはメールで伝えるだけで問題ないのではないか?といった効率重視の声が多いように感じる。

 

https://twitter.com/stf_i7/status/1218127161300635648?s=20

 

 

https://twitter.com/mikimikity1000/status/1219037628441300992?s=20

最後に

ネットでは批判的な声が多いように感じたが、もしかしたら使用して負担が軽減し、助かった学生も実際には少なからずいるかもしれない。
むしろ学生よりも大学側の方がきちんとした対応をさせられる、と思って注目しているのではないか。

きちんと自力で内定辞退をすることが本来望ましいが、連絡もせずフェードアウトするよりかはこのような「内定辞退セット」のような商品を利用するのもいいかもしれない。

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